豊かな人生の共創を、宇陀で一緒に。

村・留学 奈良県 宇陀 ‘21夏

豊かな人生の共創を、宇陀で一緒に。

 祈りと暮らしが交錯する奥大和の玄関口、宇陀。美しくも厳しい自然環境の中、やまとの水が街を貫く。雄大な大和高原に抱かれ、豊かな歴史や文化が溶け込んでいる。
 コーディネートしてくれるのは、自然の生き方について、優しく教えてくれるあるよさん、学生の話を聞いて一緒に涙してくれる優しいはるかさん、少し後ろから私たちを見守り、困った時に優しく手を差し伸べてくれるともさん。別々の道を歩んできた3人は、地域の魅力に惹かれ移り住んだ宇陀で出会った。
 フィールドワークによって生き方に触れ、自分と向き合う。まほろばの地で見つける「自分らしさ」とは。新たな繋がりから生まれる化学反応を体験する9日間へ。

奈良県 宇陀’21夏 にエントリー

 

 


村・留学事務局より皆さまへ
本ページをご覧いただきありがとうございます。
本プログラムは2021年2月15日〜17日に行われたプレ村・留学 奈良県宇陀で制作されました。
どのようにして本プログラムが創られたかを「プログラムの背景」にてご覧いただけます。
村・留学 奈良県宇陀’21夏を通して「自分らしさ」と向き合うきっかけになれば幸いです。


  1. プログラムの特徴
  2. プログラムの背景
  3. こんな人に
  4. アクセス

プログラムの特徴

まほろばの地、宇陀とは?

「住みやすい場所」「素晴らしい場所」を意味する日本の古語「まほろば」。
まほろばは漢字で真秀場(まほろば)。「物事が完全であること」という意味の「真秀」という言葉に、場所を意味する「場(ら)」という語がついたと言われている。
古事記にはこんな和歌がある。

倭は 国の真秀ろば 畳なづく 青垣 山籠れる 倭し 麗し
(大和は国の中でも特に素晴らしい場所だ。幾重にも重なり合う青い垣根のような山。その山に囲まれた大和は美しい)

この和歌にある倭こそが大和、現在の奈良県になる。
そんな奈良県にある宇陀市は日本で唯一、寺・神社・町並みそれぞれのジャンルで国宝を持つ。薬草採取のもっとも古い記録も残されている。寒暖差と湿度が薬草栽培に最適な宇陀市は、江戸時代にはたくさんの薬問屋が並んでいた。人の往来がたくさんあった城下町だったからこそ、誰でも温かく受け入れる文化が根付いた。そこでは、いつでも支え合える豊かなつながりが歴史と共に育まれている。

【村・留学ではこんなことができる】①フィールドワーク
・宇陀の大地を自ら歩き、宇陀の歴史や伝統についての理解を深める。
・地域で活動している人や地域で暮らす人にお話を聞き、地域で大切にされている考え方や宇陀で暮らす人の哲学に触れる。
・宇陀に根付く文化や日々の暮らしを体感し、Art of Living(暮らしの芸術)について考える。

宇陀で活動する、それぞれの「生き方」

 ビールが大好きな米田さんは、子育てをきっかけに地元である宇陀に20年ぶりに帰り、クラフトビールを作り始めた。「人と人を結び、ヒトとモノとをつなぐ」という想いのもと、地域資源であるハーブを活用したビールを開発し、それを気軽に楽しめるタップバーを2店舗経営している。また、車社会を逆手に取り、ビールを飲んだ後に宿泊できるゲストハウスをオープンさせた。バーやゲストハウスは、地元の人々や観光客で賑わい、人々が交流できる場所にもなっている。
 阿部さんは小学生の時、牧場で馬と触れ合ったことがきっかけとなり、馬の魅力に取り憑かれて以来、馬への情熱に突き動かされてこれまでの人生を生きてきた。馬と共に生きたい、馬の魅力をたくさんの人に伝えて馬のファンを増やしたいという思いを叶えるために知人の紹介で知った縁もゆかりもない宇陀に移住した。「馬と人をつなぐ」というコンセプトのもと、『馬小屋Abii』という屋号を掲げ、馬のイベントを開催したりして地域の人たちを楽しませている。
 宇陀市が大和当帰の栽培を開始したときから、大和当帰の栽培、普及に努めてきた天野さんからは、古代から続く、宇陀と薬草の歴史を学んだ。パワフルな天野さんからは大和当帰への愛が伝わってきた。
 47歳から実家の農家を継ぎ、日本で7番目の有機認定を取得した山口さんは、有機栽培、大和当帰栽培に至った経緯、日本の消費者に対する疑問などを語ってくれた。山口さんの鋭い意見は、日本の農業・医薬品の生産システム、消費者の在り方を再考するきっかけになり、安全で良いものを消費者に届けるという強い意志がしっかりと伝わった。
 アクティブセンターうだは宇陀市の障がい者施設で、廃校となった小学校を利用した、障がい者の方々が働く場所である。あたり一面自然に囲まれ、野菜や木を植える畑に加えヤギが二頭いたりと、気分が晴れるような、のびのびとした雰囲気を感じた。そこで出会った藤村さん、木治さんをはじめとする情熱あふれる職員の方々、そして活き活きと楽しむ利用者の方々の姿。
「やりたいことを楽しくやっています。楽しくないことはやりません!」 「楽しさやワクワクは周りに伝染していくんですよ」 そんな風に楽しそうに話す藤村さんと木治さんのお話を聞きながら私たちも自然と笑顔になってしまうような、そんな温かい場所だった。 

【村・留学ではこんなことができる】②村・留学生をサポートする3人のコーディネーター
村・留学 奈良県宇陀では、3人のコーディネーターが現地で村・留学生をサポートする。
1人目は宇陀市榛原でARUYOguesthouseというゲストハウスを運営する中本さん。空き家を1年半かけて自らリノベーション。暖炉や窓のサッシまで自分で作ってしまうこだわりぶり。昔は飛行機整備士をしていたこともある。今は、裏庭で取れるたけのこや鹿を自分で捌いたりと、好きを体現する方。
2人目は地域で人を結ぶはるかさん。元々は大阪に住んでいたが、縁があって宇陀に移住し、いまは寺に在住。地域でたくさん繋がりをもっており、何か困ったことが起きたらすぐ駆けつけてくれる心の優しい方。
3人目はお茶づくりに取り組む中島さん。100人規模のイベントを主催したり、東京でゲストハウスを複数経営した経験もありながら、自分自身の健康の問題から薬草に興味を持ち、会社員から宇陀で大和当帰の栽培に関わるようになった方。

【村・留学ではこんなことができる】③サステナブル講義
・持続可能な活動に取り組む方や地域で活躍している方をお招きして「これからの社会」について考える。

新たな繋がりから生まれる化学反応

この世の絶対的な常識となっていた絶対時間・絶対空間という物理理論を根底から覆し、相対性理論を打ち出したアインシュタインはこう言っている。

「Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. 」
(常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことだ。)

自分の「常識」と社会の「常識」を合わせながら、自分の「常識」をより大きくしていく。
人と人との繋がりによって生まれる新たな常識との出会い、それが「化学反応」である。

【村・留学ではこんなことができる】④仲間との共同生活
村・留学には全国各地から多様な大学生が参加する。
地域の食材を用いて自分たちで料理をしたり、分担で家事をしたりする。毎晩ミーティングをすることで、お互いのことを知り、自分を見つめ直し、関係性を育む。

プログラムの背景

本プログラムができるまで


【プレ村・留学開催の経緯】
本プログラムは2021年2月15日〜17日の2泊3日で行われた「プレ村・留学 奈良県 宇陀」から創られました。
プレ村・留学とは「村・留学を作るための短期間研修」のことで、今回が初めての開催でした。宇陀市のおためし研修支援補助金制度を活用させていただいたことで開催することができました。
全国から一緒に作っていく大学生メンバーを20名募集しました。
参加した大学生は地域に関心があり、持続可能社会について考えている子やこれからの暮らしについてそれぞれ考えを持っていました。そして面談を経た大学生20名で宇陀に向かいました(以降、主語は「私たち」)。

【プレ村・留学で実際に行ったこと】
私たちが最初に行ったことはそれぞれの興味・関心に合わせて、いくつかのグループに分けました。
ポストイットを使ってそれぞれが関心を持っていることを出し合いました。そしてそれらをグループ分けして、自分が調べるテーマを決めました。そして、6つのグループ、「生活」「発信・伝統」「移住」「食・薬草」「農業・林業」「街づくり」ができました。

グループごとにフィールドワークの計画を立てて、それぞれのテーマごとに実際に宇陀という土地で地産のものに触れたり、地域で活動する人にお話を聞いたりしました。

そして各自がフィールドワークで感じたことや考えたことを元に、自分たちで「村・留学 宇陀のプログラム」を考え、作成しました。
プレ村・留学後も、自分たちが感じた価値を届けるため、コンセプト文章を何度も推敲したり、留学生の声として、自分たちの体験を記事にして届けたりしました。また、オンライン説明会もプレ村・留学のメンバーが主体となって開催し、総勢83名の参加者に村・留学を知ってもらう機会をつくりました。

今回、村・留学 奈良県宇陀'21夏を開催するにあたって、たくさんの人が関わってくれました。地域で受け入れてくれたトモさん、アルヨさん、はるかさんをはじめ宇陀で活動する方々。プレ村・留学の開催に共感し、支援してくださった宇陀市役所企画課の皆様、そして村・留学宇陀を作るために全国から集まってくれた20人のプレ村・留学生。
村・留学奈良県宇陀を通じて、一人でも多くの方にとって価値観の変わるきっかけになることを心より願っております。

こんな人に

・自然がすぐ側に広がる土地で生活してみたい人

・都会では味わえない暮らしを体験してみたい人

・日常とは異なる毎日を過ごし、考え方の幅を広げたい人

・凝り固まった価値観をほぐしたい人

・自身の将来についてゆっくりと見つめ直したい人

・薬草の魅力についてもっと知りたい人

・地方創生に興味のある人

・いつもとは違った環境で何かをやってみたい人

・生きる上で、悩みや違和感がある人

・持続可能な暮らしに興味がある人

・丁寧な暮らしをしたい人

・自然の中で自分を見つめ直したい人

・「豊かな暮らし」を体験してみたい人

・地域に根付く日本の良さを再発見したい人

・これからの社会について本気で考えたい人

アクセス

当日は奈良県宇陀市榛原萩原にある榛原駅に各自集合。
集合時間は事前研修後、参加者同士で調整します。

集合場所までのアクセス方法

京都駅からの場合
京都(近鉄京都線特急 橿原神宮前行)→大和八木(近鉄大阪線特急 賢島行)→榛原駅
所要時間:1時間11分

東京駅からの場合
東京駅(新幹線のぞみ)→京都駅→大和八木駅→榛原駅
所要時間:およそ4時間

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