留学生の声

未来に種を蒔く

与論島

これで『よろんじま』と読むらしい。

聞いたこともない名前。

けれど、見たこともない透明な海が広がる映像を眺めた途端、僕の心は掴まれた。

気づいた時には既に参加志望書を書き終えていた。

アフリカでボランティアをしていた僕には、日本に帰ることが、

そしてその豊かな自然に再び触れることが心から欲していたことだった。
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無事に帰国をした翌週、辿り着いたその島には、自分が慣れ親しんでいる

日本

という国の持つ情景とは異なる、独特な世界観と価値観の中に生きる人々との触れ合いがあった。

人が、あたたかい。

ただ、やさしいひと ならば嬉しいことにどの場所にもいる。それは尊いことだ。

けれど、ひとつひとつの言葉の中に滲み出る優しさが、僕らの心をあたためた。

都会や日常の中に忙殺される私たちには、とても新鮮な暮らしがそこにはあった。

気づかぬうちに通り過ぎていった何よりも素敵な島での時間。

私たちの知らない。いや、私たちが忘れた多くの感覚が蘇っていた。

たとえば、食事や挨拶にまごころをこめることはあるのだろうか。

わざとらしいもてなしには、私たちは容易く気づくことができる。求めているのは本物のおもてなしのはずなのに。

あぁ、もう感動するようなおもてなしには巡り会うことはないのだろう。

物質化、そして利便化が、生活のありとあらゆるところまで浸透し、人々が豊かさを見失うようになってしまった。

そう諦めにも似た感情に支配されていた自分が見つけることができたのは、

きっと“ほんもののゆたかさ”であったのだろうと思う。
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都会での生活に舞い戻った今、正直なところ葛藤が続いている。

僕にとって、豊かさとはなんなのか。

生きていく上での根源的な、けれど答えのない問いと日々向き合っている。

人生を考える場所。生きることに憩いを与える場所。

村・留学。

この9日間は、きっと未来に種を蒔く。
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